中国を発生源とした新型コロナウイルスが世界各地に急速に広がっています。
2020年3月7日時点で既に世界の感染者数は10万人を超え、死者は3400人を超えています。
ちなみに、2002年11 月〜2003年8月に発症したSARSは中国を中心に8,096人で、うち774人が死亡。
今回の新型コロナウイルス(COVID-19)が、いかに急速に広がっているかということが数値から明らかにわかります。
SARSのときは、他人事にも思えた日本も、今回ばかりは他人事ではありません。
この記事の目次
アルコール除菌水のかわりになる次亜塩素酸水
マスクが無し、アルコール除菌水無し!
厚生労働省から通達された新型コロナウイルスに関するQ&Aの対策では、手洗いや衛生対策を心がけてくださいと、記載されています。
問8 感染の疑いがある患者を診察する際、医療者はどのような準備や装備が必要ですか?
手洗いなどの衛生対策を心がけてください。手などの皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。検体を扱う際にも、患者の取り扱い時と同様の感染対策をお願いします。
詳しくは国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連するガイダンスをご参照ください。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
次亜塩素酸ナトリウムと聞いて思い浮かべるのは、ハイターやピューラックス。
消毒用アルコールの入手が難しい今、比較的入手しやすい次亜塩素酸ナトリウムを使ってウイルス対策をしてください。ということだ。
確かに、次亜塩素酸ナトリウムでドアノブなどの清拭を実施することは有効ですが、手肌の荒れの心配や、清拭後は水拭き、乾拭きで次亜塩素酸ナトリウムをふき取る必要があるから手間がかかるし、手肌の荒れが心配。
次亜塩素酸水は、安全な次亜塩素酸ナトリウム!
そこで急に注目されてきたのが、「次亜塩素酸水」というジャンルの除菌水。
「ジアクリンエース」という製品名で販売している次亜塩素酸水。
簡単に違いをお話すると、
次亜塩素酸ナトリウムは、pH13前後で手肌の荒れがあり、空間噴霧ができない。
次亜塩素酸水は、pH6前後で手肌の荒れがなく、空間噴霧もできる。
ジアクリンエースはpH6前後で手肌の荒れがなく、空間噴霧もできる。ということ。
効果はどちらも、ほぼ変わらないけれど、安全安心に使える次亜塩素系といえば、「次亜塩素酸水」ということを覚えておいてほしい。
次亜塩素酸水(ジアクリンエース)の使用例
ここでおさらい。微酸性次亜塩素酸水ジアクリンエースの使用例をご紹介しておきます。
特徴は以下のとおり。
とにかく言いたいことは、次亜塩素酸ナトリウムよりも断然次亜塩素酸サニー除菌水ということ。
用途に応じて、水道水で希釈してご使用ください。
200ppmの次亜塩素酸水
次亜塩素酸水「ジアクリンエース」のバロンボックスは、
容量20L 、 有効塩素濃度200ppm
濃度200ppmの次亜塩素酸水というのは、水1リットル辺り200mgの次亜塩素酸(HCLO)が含まれているということになります。
「ppm(ピーピーエム)」とはなにか?
次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウムに限らず、液体の微量な濃度を示す際には「ppm」という言葉が用いられますが、これはいったいなんでしょうか?「ppm」とは「parts per million(パーツ・パー・ミリオン)」の頭文字をとった言葉で、「ピーピーエム」と呼びます。またppmは「g(グラム)」や「L(リットル)」などの”単位”ではなく、「100万分の1」という”割合”を表す言葉です。
- 吐しゃ物
- 便器・便座の清拭
- 雑巾漬け置き
- スポンジ漬け置き
- シンク、生ごみ
- 汚物入れ
などです。200ppmで使用しても手が荒れることはありませんので、ご安心を。
100ppmの次亜塩素酸水
- まな板、食器
- 枕、シーツ、ソファ
- テーブル、床
- ドアノブ、手すり
- ペット周り
- 風呂場の黒カビ、ヌメり対策
- 靴、スリッパ
といったように、200ppmとは言わないとも、直接噴霧し除菌したい場合に100ppmに薄めてご使用ください。
50ppmの次亜塩素酸水
- お部屋、衣類
- 車内の空間噴霧
- タバコ消臭
- 超音波噴霧(サニーエース専用 超音波噴霧器)
- 哺乳瓶、玩具
- 手洗い
といったように、主に空間噴霧・乳幼児や幼児の手に触れる物などにご使用ください。
次亜塩素酸水は特徴を知れば、使い方はたくさんある。
この機会に、次亜塩素酸水を知ってもらい、ウイルスを撲滅していこう!