高齢夫婦の二人三脚

前立腺がんオペ後の尿漏れが治らない!

前立腺がんオペ後の体験談。尿漏れが治らなくても適切な対策を行えたので気軽に外出できるように。

前立腺がんの疑い

私は5年前くらいに、ふと軽い気持ちで前立腺がんの指標となる腫瘍マーカーPSAの検査を受けました。医師からは一般的にPSAが4以上であると「前立腺がん疑い」と診断されるということです。その時の私の腫瘍マーカーPSAは11.0ng/mL

前立腺がんの疑いがあるということで、経過観察となりました。

経過観察といっても、半年か1年ごとに腫瘍マーカーPSA検査を実施するだけでした。

トイレが心配な男性

前立腺がんステージBと診断

経過観察が始まってから2年後の検査では腫瘍マーカーPSAがなんと25.0ng/mL。さすがに心配になったので、「直腸内触診」「画像検査(経直腸的超音波《エコー》検査、前立腺MRI検査)」を受け、前立腺がんの疑いが強くなったと医師から通達が・・・。ということで、万が一前立腺がんがあってはならないと、「針生検」を受けることになりました。

針生検なんて人生初めての経験。私の体験した針生検は、直腸から前立腺に針を刺し、6箇所以上の組織を採取。痛みはほとんどありませんでした

そして採取した組織を顕微鏡で観察し、「前立腺がん」があるかどうか、「前立腺がん」が見つかった時には、その悪性度を確認するという流れです。

結果はなんと、前立腺がんステージBであることが判明。手術の方法は投薬・放射線治療・前立腺全摘除があると、それぞれのリスクを医師から説明されました。

60歳である私は、前立腺を全摘出したら、男性機能が失われるということで、家内にも同席して説明がありましたが、もうこの歳なので、中途半端な治療よりも物理的に前立腺がんを摘出してしまったほうが安心できると感じて、前立腺がんロボット手術で前立腺がんを摘出することを決断しました。手術を決めたのはPSA値の経過観察が始まってから3年が経ったときでした

高齢男性の腕組み写真

前立腺がんオペ後の尿漏れ

こうして3年前に前立腺がんロボット手術(ダビンチ)で前立腺がんを摘出。オペは全身麻酔となり3時間前後で終わったかと思います。オペ後に意識が戻った際にはベッドの上で仰向けに。排尿は尿道カテーテールの生活になりました。

手術後の経過は順調で、次の日には歩くことができました。入院期間は約2週間。特に行動制限はなく、体は元気だけれども手術後ということで、患部に圧迫をかけないようにすること。重いものを持つことは厳禁です。1週間くらい経つとカテーテールを抜かれ、紙おむつ生活になりました。

尿道括約筋が傷ついたせいなのか、カテーテルをしていたからなのか、尿意は戻らずに、知らないうちに紙おむつが濡れているという、とても気持ち悪い生活になってしまいました。

前立腺肥大によるチョイ漏れ

尿漏れが治らない!

退院時に医師から教えてもらったのは、半年くらいかけて徐々に尿意が戻ってくるということ。骨盤底筋運動をしながら尿意が戻ってくるように日々努力をしました。

 

ところが半年どころか1年経っても尿意が戻らずに紙おむつと尿取りパッドの生活

24時間ずっと尿がモレ続けるのです・・・。「気持ち悪い紙おむつ」の生活から脱却したいと思い続けて2年程我慢を続けました・・・。

 

コンドーム型収尿器との出会い

なんとか今の「紙おむつと尿取りパッド」の生活を脱却したいと思って、他の製品を探していたところ、病院の売店でコンドーム型収尿器があることを知りました。

コンドーム型収尿器

コンドーム型収尿器

試しに使ってみたところ、前立腺がんの手術後に陰茎が縮んだせいなのか、すぐに抜けてしまう・・・。

コンドーム型収尿器は、紙おむつよりも快適なのですが、コンドームが外れてしまう恐れがあるうえに、「紙おむつ」より快適と言えど、常にコンドームを装着したような、なんとも言えない包まれた感覚は好きになれませんでした。

しかも、コンドーム型収尿器の集尿器のコストは一日300円近く。月額約1万円

集尿袋も消耗品で1週間くらいすると穴が開いて漏れてきてしまいます

 

コンドーム型収尿器より財布にやさしい集尿器

コンドーム型収尿器のデメリットを感じつつ、他の排泄用具や集尿器が無いのかと探していたところ、74歳の方が考案されたというレシーバー式の「Mr.ユリナー」という製品があることを知り早速購入してみました。

Mr.ユリナー

Mr.ユリナー

慣れるまで最初のうちは、知らない間にレシーバーが外れていて、尿を漏らしてしまうこともありましたが、慣れれば完璧。今では漏れることはありません。

実は数年前に紙コップを加工して類似品を手作りしたことがありますが、紙コップでは肌にあたるところが痛くなりました。

Mr.ユリナーはレシーバーがシリコン製なので、かぶれの心配もありませんし、慣れてしまえば装着していることに不快さはありません。

Mr.ユリナーの固定方法は、専用のガーターとサポーターを使う方法もありますが、自身のパンツと市販の膝サポーター等で固定する方法もあります。

Mr.ユリナーフルセット装着

両方試しましたが、自分のパンツで固定したほうが装着感を調整できるので、今は専用ガーター・サポーターは使用していません。洗浄だけは毎日入浴時に汚れの除去とピューラックスでの殺菌を行っていますので臭いも気になることはありませんよ。

オペ後の尿漏れと仲良く付き合おう

このように、私の場合は前立腺がんオペ後の尿漏れによる悩みで3年間を過ごしてきました。私のように尿漏れが完治しないケースは稀かとも思いますが、前立腺がんオペ後は尿モレが起きる可能性があります

「尿が漏れたら紙おむつ」ではなくて、

コンドーム型収尿器やレシーバー型収尿器Mr.ユリナーといった選択肢があるということを知識として入れておいたほうが、オペ後の尿モレに困惑する必要はなくなるでしょう。

体は元気だけど、尿モレだけが嫌で外出を控えるなんて、人生もったいないですよ!

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